小松芳アラビア舞踊団

2015年 インド旅行記

 今日からまたインド!! インド大好き!じゃない!!!なのに、また行く。
なぜ??? 一つはビザの期限が3月末だから。インドは要ビザ。しかも面倒くさい!!せっかく取ったビザなので1回ぽっきりなのは勿体無いから。二つ目はなんとな〜く「限界に挑戦」みたいな気分。インドは私にとって一人で行ける限界点みたいな所。ここより悪かったらもう無理!!なんかお化け屋敷に入るような心境っていうのか〜〜〜〜。
悪い男に翻弄されるバカ女みたいにふらふらとインドに行く私。です。

2月19日(木)

 17時15分成田発の全日空917でニューデリーに行きま〜す。実はこれはHISの初夢ツアーって言うやつで、お正月の新聞広告に乗ってました。ANAで行ってホテル、送迎ガイド付き59800円って超安いよね〜。(1週間前だと底値で49800円!!だった)インドフリータイムって言うのも珍しいし〜。今回は久しぶりのエコノミークラス。飛行時間は9時間位なのでこれもやっぱりエコノミー限界時間かな〜。10時間超えたらやっぱビジネスでしょ。15時成田第一ターミナル着。その後普段ならビジネスラウンジに直行して直ぐに酒盛り開始ですが、今回はひたすら免税店等歩きまわり〜。ドラッグストアで旅行と関係無いサプリとか買った。だって免税だも〜ん。
 定刻に離陸。しばらくたってお食事。あ〜ん、エコノミーのお食事しょぼ!とってもわたくしの肥えたお口に合わないわ〜ん。チキンのバジルソテーとサラダ。なんとか食べた。


ワインも居酒屋風の軽いお味。私は重めが好きなので2杯で十分。まあダイエットには良いよね。エコノミーに乗ってダイエットしょう!!映画みて3時間位まどろんで起きたら深夜の軽食。サンドイッチと果物、紅茶。2時間後にニューデリー着。インド近!!いつも、中東やヨーロッパ、ニューヨークに行っている私としては10時間以内って随分近く感じる。深夜12時ニューデリー到着。ゲートを出た所でガイド発見。HISの旗持ってた。ツアーは若い女の子と2人だけ。でも彼女は今夜のみ1泊で後は友人宅に泊まるらしい。やっぱ普通に航空券買うよりよっぽど安いもんね〜。送迎車で市内のホテル Rockwell Plaza。スタンダードクラスなのでシャワーのみ。でもお湯はすぐ出たよ。インド人ビジネスホテル風。ベッドも快適。今日はそのまま爆睡。

2月20日(金)

 7時頃起床。日本時間で11時半です。ゆっくり朝シャワーを浴びて地下のレストランへ。朝食もやっぱりカレー。豆カレー、野菜ビリヤーニ(カレー味炊き込みご飯:カレーチャーハンみたい)ゆで卵、野菜サンド、果物、チャイ。お味はまあまあ。でもたっぷりありました。お腹いっぱい。


お部屋で地図見て作戦会議。ニューデリー、1日目はどうしょう。まず、定番のお買い物スポットと言われるコンノート・プレイスへ。このホテルはカロルバーグと言う市場街みたいな便利な所にあってメトロの駅も近いです。さっそくメトロのブルーラインに乗ってコンノート・プレースへ。ここは公園を中心に、二重円を描くように白亜の英国風建築群が並ぶ素敵な場所。HIS のオフィスもここにあります。ちょっと訪問して、日本人スタッフから現地のお進めスポット情報等仕入れる。
 お昼は軽くチキンのカフェ風ラップサンド。


朝食べ過ぎてあまりお腹が空かなかった。コンノート・プレースをじっくり見て、次はメトロのバイオレットラインでカーン・マーケットへ。なかなか垢抜けた素敵な場所だわ。八百屋や果物、お肉関係のお店も色々。欧米マダム御用達地区らしい。なるほど、素敵、素敵。たくさん観た。その後メトロとオートリキシャを乗り継いでニューデリー駅へ。


オートリキシャはメーターがある物に乗れとか、言い値の半分まで値切れとか書いてあったけど、結局相場はまったく分かんないし、たかだか300円程度を150円位にまけさせてもあんまり意味が無いな〜と思ったので、総て言い値で乗りました。帰国後、近所のカレー屋でニューデリーから来たコックに相場を聞いたら3、4倍ふっかけられていたみたい。でも所詮2、300円の話さ。大した事はないよね〜。駅前のメインバザール(パハール・ガンジ)見物。人がいっぱい。バッグパッカーが集まる大通り。さっきより庶民的で楽しい。でも、だんだん薄暗くなって来た。
6時半エッジの効いたブティックホテルと呼ばれるコンノート・プレイス近くのThe Park にディナービュッフェを食べに伺いました。


さすがイギリス人デザイナーが内装を手がけたアートな遊び心あふれるホテル。欧米人がいっぱい。ディナービュッフェは4000円位なんだけど、飲み物が高い!!ワインはグラス2000円!!ビールが小瓶で1000円強!!お酒高〜〜い。実はインドは野犬がいっぱい。昼はくったりと地面にのびているのに夜になるとむくっと起き上がりわんわん吠え始める。徒党を組んで犬同士喧嘩したり、人間に吠えかかったり。カイロに住んでいる時も野犬は多かったけど、インドはもっと多いかも。野犬ならぬ夜犬みたいに凶暴になるので、とっても怖い!人間より怖いので酒はタクシーに直ぐ乗れるホテルじゃないと飲めません。しかも、ニューデリーってネオンがあまり無いので夜は薄暗い感じ。やっぱり安全が第一でしょう。ビュッフェはインド料理と中華料理、美しく盛り付けたデザートブュッフェも満喫して、



9時頃ホテル帰って来た。ここはアジマル・カーン通りという衣料品の問屋街の様な活気のある地区。10時位まではお店も開いているみたいですが、今日は1日中歩いて疲れたので、シャワーを浴びてゆったり。TV見たらボリウッドの踊りだけ流している局とか古典舞踊、音楽の専門チャンネルとか結構面白い。古典舞踊の局は日本では見た事も無い様な色々なインド舞踊をやっていて本当に面白い!夜出歩けないので読みたい本とか持って来たけどTV楽しい!見ながら寝た。

2月21日(土)

 昨日と同じく7時起床。今日の朝食は果物だけ。10時ホテルを出てアジマル・カーン通りを歩いて見物。衣料品関係のお店がいっぱい。ボリウッド風の豪華なアクセサリーも売ってるよ。楽しいな〜。11時半Swatiホテル の中のレストラン・スルチでベジタブル・ターリー(定食)一番豪華なラジャスターニー定食を食べた。


何種類ものラジャスタン風野菜カレーの食べ放題!美味しい!まだお店が空いていたのでウエイターがマンツウマンでよそってくれる。お腹がぱんぱん。苦しい〜〜〜。デザート、チャイで1000円位。たっぷり2食分は食べた。
さて、今日は国立博物館 でインダス文明から、中世、近世までの20万点以上の豊富な展示物を見学。


私はインドの昔の絵画が大好き。総ての絵が本の挿絵風っていうか、意味がありそうっていうか。とにかく飽きない。


ゆっくり観た。疲れたので円形のパティオでチャイ飲んでくつろぐ。その後歩いて戦傷者慰霊のインド門へ。


インド門の真西約3Kmの所には大統領官邸があります。オートリキシャでジャンバト通りの土産物店(チベタン・マーケット)を見物。小さいお店がずらっと並んで楽しいよ。今日はスルチで食べ過ぎたのでジャンバト通りのマックでジュース飲んで水分補給。お腹はまったく空きません。その後、リキシャでムガル帝国時代の面影が色濃く残る「赤い砦」世界遺産:ラール・キラーへ。


今日は観光の日。ラール・キラーは前回行かなかった。市の中心街にある世界遺産で広々とした素敵な所なので一人で観光。ラホール門から入って民衆のための陳情所「ディーワーネ・アーム」皇帝の日常的居室「カース・マハル」白大理石で出来た貴賓達との謁見の場「ディーワーネ・カース」皇帝専用の宮廷礼拝堂「モーティー・マスジド」総てガイドブックを観ながらゆったりと観て回って大満足。ラール・キラーの後はラホール門から出て真っ直ぐチャンドニー・チョウクを歩く。ここオールドデリーのメインストリート。ガイドブックにはインドの下町と載っている。でも、凄い人人人。カイロのハンハリーリの3倍は人がいる。皮膚病だらけの物乞いとか、大けがをした子供とか「お恵みを〜」みたいに手を伸ばしてくる。なんか凄すぎ。下町情緒満点で、これぞインド!な雰囲気、と書いてあったけど私には濃すぎな感じ。疲れた。メトロでホテルに戻った。
ホテルでシャワー&着替え。今日は最後の夜だからちょっとゴージャスにタージ・マハル・ホテル の超高級レストラン「ヴァルク」へ。
前菜のフィッシュ・ティカ、


メインのゴートビリヤーニ(羊の炊き込みご飯)ライタ(ヨーグルト)


 頼んでないけどアミューズの一口コフタ(つくね)とドライアイスの煙いっぱいのグァバシャーベット、

食後に葉っぱに包んだ超ミニちまきみたいな、良く分からないスパイスいっぱいのお口直し、ビールの小瓶2杯で11000円位。超お高。でも、素敵な夜でした。

2月22日(日)

 8時起床。最終日。今日は朝食を外で食べよう。屋台も作り立ての朝一だったらOKじゃないの。グリルカレーサンド食べた。


 最期のコンノート・プレース。でも朝早すぎて、どの店も閉まってる。開くのは10〜11時だって。カールバーグに戻って庶民の店でエッグロールとケーキ食べた。12時ホテルにガイドがお出迎え。本日はお金持ちインド人家庭でのお料理教室に参加。HISに頼むと5000円で送迎付きでアレンジしてくれる。30分程でお宅に到着。日本語ぺらぺらの旦那さんと英語の奥さんがお出迎えしてくれた。さっそく奥さんと市場に野菜を買いに。今日の生徒は私だけ。野菜カレーと2種類の豆カレーを作るそうです。地べたに直接野菜を置き売りしている現地市場で、カリフラワーとか野菜をたくさん買った。中華なべそっくりの丸い両手鍋にクミンシード、生姜とトマトと玉ねぎを細かく切ってサラダ油でじっくり炒める。そこに、カリフラワーとジャガイモとグリンピースを入れて炒める。各種スパイス、塩を入れて更に軽く炒めて蓋をしてそのまま蒸し煮に。カリフラワーは水分が多いので水は入れないそうです。
次は2種類の豆カレー。レンズ豆ともう一つインゲンみたいな豆はもう柔らかくなってる。野菜カレーとの違いは豆にはニンニクと生クリームを入れる事。スパイスも多少違うみたいだけど、スパイスの入れる速度が速すぎてさっぱり解らん。パッパカパ〜みたいに入れるから、ちっとも覚えられなかった。


一応料理教室なのに〜。ご飯はクミンシードを入れて炊き上げたクミンご飯。パンはフライパンで作るチャパティーの様な丸い薄茶のパン。焼きあがったらギーを塗って重ねる。私も綿棒で伸ばしたけど、なぜか四角くなった!インドってほとんどナン食べないよ。ナンはタンドール窯のある高級レストランだけにある高級パンらしい。日本では一般的なタンドール料理はインドでは結構特別なお料理みたい。普通のレストランでは煮たり、揚げたりがメインみたい。パンもフライパンで焼くチャパテーや蒸しパン、クレープみたいな物を食べているらしい。チャイも作った。美味しかったけど、カレーはあんまり辛くない。やっぱり私が日本人だからチリパウダー少なめにしたみたい。もっとチリ下さいって言ったら奥さんはちょっとびっくりしてた。日本人は全員辛い物が苦手と思っていたみたい。私は激辛女〜〜。日本語ぺらぺらの旦那さんは「インドとパキスタンとバングラディシュは昔、同じ国で」とかって、インパ戦争の事とか色々教えてくれた。「ホームステイ出来ますよ〜」とか営業にも熱心だった。サリーも着せてもらったよ。楽しかったで〜す。


お料理教室の後は、アーユルヴェーダマッサージを受けに高級ホテル、ル・メリディアン に行く。


スパで1時間半の優雅なひととき。でも〜、なんだかシロダーラ(頭にオイルを垂らす)とかオイルがベタベタ過ぎてなん良く分かんない。マッサージもちょっと荒い感じ。やっぱり海外のマッサージってなんかイマイチピンとこない。日本の指圧をベースにした、きめ細かいマッサージに慣れているからね〜。スティームバスに入る時も「マダ〜ム、スティームバス、5ミニッツ、ゴ〜」とかってなんか荒いな〜。でも、スパの後はバーでゆったりとジントニックを飲んだ。幸せ幸せ。その後ガイドが迎えに来て夜7時ホテルに到着。送迎入れて15000円でした。5ツ星にしてはお安いよね。飛行機は深夜1時半なので、まだ時間がある。またまたアジマルカーン通り散策。お土産のお菓子を買ったり、立ち食いカレー食べたり、最後までインドを満喫。


9時半インデラガンディー国際空港へ。もう一人の女の子もお友達宅で充実した旅をしたみたい。良かったね。深夜1時半まで空港の免税店を見て回る。全日空918定刻離陸。赤ワイン飲んだら眠くなった。アジマルカーン通りで色々食べたからお腹空かないな〜。夜食のサンドイッチ不味そう。夜も遅いし食べずに寝た。

2月23日(月)

 機内で朝ごはん。オムレツ、パン、果物、紅茶。少し食べた。外は曇り。九州から日本に入るはずだけど、雲で陸が見えない。残念。でも、四国上空で雲が晴れた。わ〜い、日本だ!帰って来た〜。午後1時成田空港着。お腹空いた。空港で鶏飯と鯛茶漬けのセット食べた。やっぱり和食は美味しい。

以上が今回のインド旅行です。やっぱり、私はディープなインドはダメだな〜と思いました。あまりにも貧しい人達とか、病気の子供とか、、、だめ。きれいな所や美味しいお食事、有名な遺跡が良いです。前回はヨースリーのWSの直後、今回はオラシオの直後。なんかばたばたしているけど、スクール的には「WSの復習してて」って言う感じで休みは取り易いかも。インドではカレー食べ過ぎて体重が3キロ増えました。(1Kg/day)最期は屋台でも食べたけど、大丈夫でした。インドの庶民的旅行で太って帰ってくる人は珍しいとか。胃腸が丈夫!!なの! 帰国後はダイエットに励みます。
実は〜、オラシオが〜、とっても〜、やさしくぅ〜。ダイエットの方法をアドバイスしてくれた〜。「カリーマ〜、週に1回夕ご飯とお酒を我慢して、ラベンダーティーを飲んで早めにゆっくりおやすみ〜。そしたらカリーマはあと10年光輝くよ〜」って。うふふ。オラシオのアドバイスであと10年輝くよ〜。なんで世の中の振付師は私にこんなにオベンチャラを言ってくれるの。ムウ、ヨウ、カズその上、オラまで!うふふ。私って、世界一幸せ。幸せすぎ。オラシオは私がバレエを真剣に習っている事をとっても喜んでくれた。「ジャンプが出来ない」って言ったら「もう少し痩せればきっと出来るよ」って優しく言ってくれた〜。うふふ。

いよいよ6月のきゅりあんはマグディーとガチのバレエです。演目はチャイコフスキーのフラワーワルツ!名曲中の名曲!マグディーにう〜んと、高い高いしてもらいたです。マグは私にオベンチャラを言ってくれないので、意地悪しま〜す。「マグディー!リフトミー!ハイヤー!!」とかって。うふふ。6月3日(水)きゅりあん小ホール、小松芳とマグディーのヤバすぎるバレエ。是非観に来て下さいね。お待ちしていま〜す。

小松 芳

こまつ かおる
小松芳アラビア舞踊団主催。ニューヨークで最高級のアラビアンレストラン『ザ・ナイル』のオーディションに合格し、ベリーダンサーとしてマンハッタン、ブルックリンで数々のショーに出演。師イブラヒム・ファラより “Karima(カリーマ)”の名を受ける。



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本場エジプトでベリーダンスとアラブ舞踊全般を学び、
正規の就労ビザを取得した小松芳舞踊団のオフィシャルWebサイト © Office KOMATSU and The KARIMA Arabian Dance Company.